多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

生物

野鳥の冬支度

父親の様子を見るのと、少しの介護のために実家に帰り、先日の柿の話のことを思い出したので裏庭にまわってみるとツグミと目が合いました。遠くシベリアから海を渡りやってきて、裏庭の柿を食べている。毎年同じところに渡ってくるのでしょうか。毎回違うの…

偶然のカワセミ

秋の気配とまではいいませんが、あたりは湿度の低い空気に入れ替わり、この広い公園では厳しかった夏の終わりを告げるかのようにツクツクボウシが沢山鳴いています。天気が良く少しでも時間があるとカメラを持って散歩や自転車でポタリングに出かけるのが休…

カワセミ

今年の二月も終わりに差し掛かった頃だったでしょうか、それでも春の訪れを拒むような寒さの中、公園を散歩中に青い鳥を見つけました。カワセミです。清流の宝石と称され、漢字表記では翡翠(ヒスイ)と書いてカワセミと読まれるほど、その美しい羽根は宝石に…

蚊の季節

朝早起きをしてカメラを持ってポタリング。早起きは三文の得というそうですが、こちらが注意深くそれなりに探せば、きれいなものにも出会えるわけで、今朝もこうして可憐な蓮の花が咲いていたり、眩しい緑色に輝く羽根を持ったカワセミを見かけたり、大きな…

ミズクラゲの大量発生

いつものように仕事に向かう途中、川沿いの堤防から海岸沿いを自転車で走りながら自然観察する朝。 波打ち際にレジ袋のような物体が海中に浮遊しています。見渡す限りの広範囲に、驚かされる程の圧倒的な群をなしています。ミズクラゲです。 近年、水族館に…

春の水辺の野鳥

本来、憂鬱な休日出勤さえ、この早上がり後の野鳥観察があるために、むしろ少し楽しみになってきた感さえ否めなくなってまいりました。河川や海岸へパトルールです。 コアジサシが今年も飛来しています。キュリッ、キュリッと鳴きながら狙いを定めてダイビン…

雑草にだって名前はある

実家のある田舎に帰り、時間を作って散歩をしました。 4月に入ったというのに風は冷たく、ソメイヨシノのつぼみはまだ開きそうにありません。しかし、土手を歩くとフキノトウやツクシが芽吹いています。15年ぐらい前でしょうか、愛知県で開催された「愛・地…

猛禽類とカラス

昨日、性懲りもなく休日出勤の仕事を早めに終えて、前日から行こうと考えていた人口の干潟に足を運びました。Googleの衛星写真を見るとその三日月の形をした干潟に一度行ってみたいなと思っていました。もし水鳥が繁殖していたら双眼鏡で観察してみたい。そ…

久しぶりにポタリング

ずっと雪国みたいなところに一週間いたので大阪が温かく感じる今日このごろです。 お天気があいにく悪かったのですが、パラパラ雨の中自転車を近くの公園まで走らせました。自分の縄張りに侵入してきた人の様子をうかがっているようなのでしょうか、ある程度…

秋の記憶

今朝はジョウビタキに出会いました。スズメぐらいの大きさの小さな渡り鳥です。毎年この時期になるとロシアあたりから渡ってくるそうです。きれいな小鳥です。結構かぎ爪が鋭くて野生を感じます。街路樹の木々がカラフルに色づき秋の深まりを感じる毎日です…

つがいのハマシギ

今週に入って一気に冬の訪れような気温の低い日が続きます。連日、朝の冷え込みの最低気温を更新中です。慌てて冬物の洋服に模様替え。特に朝は冷え込みと強い季節風に備え、セータを着込みその上に風を通さない発熱素材のジャケット、足はタイツを着用。年…

小春日和の吸蜜する蝶

実家のある田舎に帰り、年老いた両親の元気そうな顔を見て安心。 天気もよく、縁側で家内と老夫婦のように日向ぼっこをしていると、庭に咲く花に次々と蝶がやってきます。 ツマグロヒョウモンとモンキチョウがやってきました。すっかり腰の曲がってしまった…

コップの中のフジツボワンダーランド

朝、少し早く仕事に到着しそうなので砂浜に寄り道していくことにしました。イソシギやイソヒヨドリが人の気配に気づいて飛び立ちます。何かきれいな貝殻でもないものかと思い歩いていると、ちいさなフジツボが付着した小石がちらほら見られます。以前にも拾…

海を渡るアサギマダラ

美術館で絵画展があったので鑑賞後、夕飯までまだ時間があるし少し寄り道をと思い、茶臼山界隈を散策。最近はすっかり陽が短くなり、もう薄暗くなっていているし少し小雨も降ってきたようです。そんな中、池の畔を歩いていると茂みの中に美しい翅を持つ蝶が…

コスモス〜狂い咲きの秋の桜

10月というのに今日は温かい、いえ暑い一日。日差しは強く半袖で充分で最高気温は30°に届きそうなほどです。近鉄百貨店の地下で美味しそうなだし巻きの付いた牛めし弁当を買い、大事そうに膝の上に乗せて地下鉄を乗り継ぎ、鶴見緑地公園で下車。ピクニックで…

白い曼珠沙華

田舎にいた頃は毎年この時期になると、あちらこちらの田畑の土手に突然のように赤い花が咲きだします。曼珠沙華です。私の育った地域では彼岸花と呼んでいました。子供の頃、幼馴染と一緒によく土手や小川でよく遊びました。この時期、あの赤い花が密集して…

タヌキのその後

それから次の日も、またいるかなあと思っては自転車を止めて子ダヌキの影を探しました。ちょっと奥まった茂みにやはり二,三匹いるようです。一匹は見えるところで土を掘り起こしながらなにか獲物を捕らえようとしています。虫かミミズでもいるのでしょうか…

あれはネコじゃない

朝の出来事。いつものように川沿いの堤防の上にある歩行者自転車専用道路を仕事先に向かうため自転車をこいでいました。カワウがキラキラ光る小魚をくわえていたり、ボラが川面から飛び跳ねたり、あまり変わりばえしない風景です。それでも朝晩は幾分か涼し…

コアジサシの繁殖地と猛禽類

コアジサシは絶滅が危惧されている野鳥の一種で、大阪府ではレッドリストの絶滅危惧 II 類に位置づけられています。環境省は「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」で国際希少野生動植物種に指定し、専門家からなる検討委員会が開かれ、コ…

コアジサシのダイビング

コアジサシが渡って来ています。「クイッ、クイッ」と鳴きながら何羽も海上を舞うのが見えます。河口近くの堤防で撮影と観察です。大きさはツグミくらいか、もう少し小さいかもしれません。あまり大きな鳥ではありません。翼は細く長く、ツバメのような二本…

群れをなす黒い影

いつものように大和川の堤防沿いの道を走ります。この辺りには多くの水鳥たちが沢山います。上空を見上げると数十匹のユリカモメが円を描くように旋回し、河岸では鷺がゆっくり歩いて獲物を追っていたり、春の渡りを控えたカモの仲間達ががプカプカ浮いてい…

早咲きの桜と野鳥観察

今日はいい天気だったので、予定通り早咲きの桜と野鳥観察です。オカメザクラ、小さくて綺麗で満開です。10年ぶりに新しいカメラ(高倍率のズームレンズ搭載)を購入したので、その慣らし撮影も兼ねています。まわりの桜はまだまだ咲いていませんがこの木だ…

自然の癒やしと猛禽類

あまりパッとしない空模様でしたが春の陽気の中、梅の花を見に大阪城の梅林に行きました。最近知ったのですが、大阪城の公園で猛禽類のオオタカがよく目撃されているようで、大変興味深く、あわよくば観察できればと双眼鏡持って出かけました。都会の真ん中…

カニカニカニ

雨が止んだ堤防に差し掛かると、何やら小さな生物がわしゃわしゃと走り回っているのが見えました。 (ベンケイガニ?)10ミリから20ミリ程度の大きさの蟹の子供が集団で堤防の壁やらに群がっているのです。 カメラを近づけると、しゃーっと横歩きして逃げてい…

昆虫と花

小型のハナムグリのがピラカンサの花粉を食しています。不思議なことにこのコガネムシの仲間は小さな白い花を好むそうで、花の方はそのリクエストに応えるかのように、小さな白い花を上向きにたくさん並べています。花にむぐって(もぐって)、雄花の花粉を食…

四つ葉のクローバーにガッカリ。

実家の庭で四つ葉のクローバーを発見。あっ、これって。 えっ、ここにもここにもあそこにも。・・・・。 一体何が起こっているのか、にわかに信じ難い状況に首をかしげる。 よく見てみるとかなりの数で、この写真でさえ6つ確認できる。四つ葉のクローバーの…

蜘蛛の静かな食卓

蝶を追う合間に何度となく脳震盪トンボを見るが、一向に回復の気配もなく、翌朝には動かなくなって息絶えていた。自分が殺めてしまったという自責の念などなく、目の前に張り巡らされたオニグモの蜘蛛の巣に、このトンボを放てばどうなるのだろうか。と、い…

トンボの生体観察

蝶取りをしていて、ちょっとしたアクシデントといかミスを犯してしまう。蝶の出現を今か今かと神経を研ぎ澄まして待っていた。ちょっと集中力が切れかけた頃、ふと足元を見るとトンボが止まっていた。シオカラトンボだ。羽が下向きに下がっていたのでこれは…

ひたすら蝶を追いかける

まる二日間、蝶を追いかけた。アゲハチョウ、モンシロチョウ、シジミチョウの仲間、ゴマダラチョウ、アオスジアゲハ。幼い頃から慣れ親しんできた蝶を追いかけた。なかなかうまく捕れないのがまた楽しいものだ。虫籠もないし、そもそも捕まえて所有する気も…