多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

自然の癒やしと猛禽類

あまりパッとしない空模様でしたが春の陽気の中、梅の花を見に大阪城の梅林に行きました。最近知ったのですが、大阪城の公園で猛禽類オオタカがよく目撃されているようで、大変興味深く、あわよくば観察できればと双眼鏡持って出かけました。

都会の真ん中とはいえ、林に入るといろんな鳥たちのさえずりが響きます。耳を澄ませて目を凝らし、頭上に広がる木々の枝に、その影を追います。忙しい毎日から切り離されたように気持ちが落ち着くのが感じられます。自然の中に身を置くだけで癒されるようです。

実際、都市生活者が抱きやすい傾向があるとされている悩みグセ(病的反芻)も、緑の多い静かな公園を散歩することで軽減することがわかっているようです。ストレスホルモンの低下がその直後から即効的に現れるというのです。

自然が人の身体に影響を及ぼすこの強力な鎮静作用というものは、このスタンフォード大学の研究の結果としてではなくても私たちは本能として、あるいは経験的にそれを知っているのではないでしょうか。

残念ながらオオタカを目撃するには至りませんでしたが、意外なところで多くのタカやワシに出会いました。

猛禽類愛好家か飼育や販売をしている方、ひょっとして鷹師の方なのかもしれません。タカやワシ、小型のハヤブサの仲間やミミズクなど数種類の自慢の鳥たちを披露されていました。よく飼い慣らされていて人を嫌う様子もなく、了承を得て少し触らせてももらいました。


写真の撮影も快く許可頂き、飼育の難しさや、翼を広げてその大きさの説明を興味深く聞くことができました。多くの方々が初めて間近に見る珍しい猛禽類に驚き、その大きさと鋭い爪やくちばしに見入っていました。しかし、精悍な顔つき、鋭い目、どの鳥も美しいにつきます。

このもふもふが癒やされます。猛禽類カフェ、探して行ってみようかと思います。

梅のつぼみがほころび、その木の袂にツグミが跳ねて、時折地面からミミズを引っ張りだしていました。のどかな光景です。来週は天気が良ければ、早咲の桜に蜜をついばむメジロを撮りに行こうと思うのです。また癒される気分を味わいたいと欲求に駆られますね。