雲が流れる
今朝はとても美しい空。
こんな綺麗な空、久しぶりなので自転車を止めて大空に向けてスマートフォンをかざし、四角く切り取っておきました。こんなに小さいのに超広角撮影(35mm換算で13mm)までできるとは賢い(スマート)です。
煙突から漂う水蒸気の白煙と上空の風の動きが違う。その間をまた違った方向に雲が伸びています。大気中は私が思っているよりずっと何層にも重なり合う複雑な空気の流れがあるようです。肉眼では大きく見えましたが下弦の半月も映っています。
今年の冬は例年より寒く感じ、年明けからずっと冷たい季節風が吹いて毎日どんよりとした日が多い。朝の通勤でも自転車を漕ぐのも一苦労。大和川の堤防沿いのサイクリングロートは強風を遮るものが全くないので、まともに風を食らってしまう。空気抵抗との戦いです。
いつも、どこかにあるかもしれない何かを見つけようと、気がつけば空を仰ぎ探してしまう。それは虹だったり彩雲だったり、綺麗な真っ白な雲だったり感動的な夕焼けだったり。先週の朝はサンピラーが見えたのですが撮り損なってしまい大変後悔しています。
お正月はコロナ禍と連休がとても少なかったのでどこにも行かず過ごしいました。しかし、気温が高く天気も良かったので少しロードバイクで走った先で遭遇した彩雲。太陽に薄雲がかかっていて「これは出るんじゃないか。」と期待し待機。数分間でしたが綺麗な虹色が浮かび上がりました。
それは気づいていないだけ。上空では光と水や氷によってドラマチックな気象現象が日々繰り広げられる。そんな奇跡的な光景に偶然遭遇するのってとても運がいい気がして、そして何よりも感動的です。
「いつまでも、この空を忘れない。」などと、かっこいい声のつもりで心の中で呟きながら仕事に向かいました。