多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

梅雨の休日にLogicで遊ぶ

こうも毎日毎日雨が降ると、何をするにも気分が乗ってこない。何処かに出かける気分でもないし、蒸し暑さを耐えながらギター練習も疲れるばかり。

という事で、新しく望む「Frevo」を分析、検証してみる事にした。

と、言うと聞こえがいいが、初鍵演奏が苦手なのでこの楽譜の編曲の全貌がなかなか見えてこない。で、曲に取り組む前に、一旦Logicを使って全ての音符をデータ化して、それをTAB譜に置き換えて弾きやすい最適なポジショニングを検討する事にした。

ちまちまとマウスを使ってピアノロール画面で入力。スコアウィンドウと音で楽譜と確認。入力と同時にTAB譜まで自動的に出来上がってしまうが、ちょっと無理のあるポジションもあるようだ。ギターの様に同じ音程の音が指板上にいくつも存在してしまう楽器なので、ピアノの様に「音符を見る→弾く」とは簡単にいかない。無理なく押弦できて、尚かつ次のフレーズに繋がりやすいポジションとか、音色の差とか色々考える事が多い。

なんとか全て打ち込み(入力作業)が終わると、忍耐力と持久力を要する結構骨の折れる作業だった。実際、ギターパートを一曲丸ごと打ち込んだのは久しぶりだった。プレイバックで聴いてみると、なかなか凝ったアレンジで躍動感があって格好よく、とても気に入った。気に入ったついでに、音源のパッチをクラシックギターにして、ベロシティあげて低音のビビる音にしてコンプレッサーで圧縮。GM音源が出だした頃のギターの音源に比べて、随分リアルな音になったものだ。次にプラチナバーブで空間処理を加えると奥行きが出て・・・と、急にスイッチが入ってしまい悪ノリしてしまう。

本来の目的をすっかり忘れてしまい、違う方向に暴走してしまう悪いクセだ。
曲練習やめて、もうこれでいいんじゃない?って気分になってくる(笑)。