多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

インプット支援のための道具

とにかく僕はメモ魔なので、譜読みの際に思った事や指番号をごちゃごちゃ書き込むので、まずは譜面をコピーする。バラバラになると鬱陶しいのでテープでどんどん繋げていく。横にズラッと伸ばせるし、畳んでA4サイズにしてめくっていく事も出来るので、いつもこうしている。

QuickTimeプレーヤーで音源を聴きながら楽譜の音符と照らし合わせて読んでいく。かなり速いフレーズや微妙なニュアンスの箇所が多いが、QuickTimeは1/2や1/4の速度での再生が出来るので役に立つ。ロケーターも出来るだけ横に伸ばして使っている。

細かい文字を書き込む事が多いので、rotringのrapidという製図用のシャープペンシルに赤い芯を詰め込んでメモを書き込んでいる。ダブルノック式で芯先が収納出来るので、落として芯先が曲がる失敗も防げる。製図用シャープペンシルでダブルノック式は意外と少なく、設計の仕事用でぺんてるのGRAPHGEAR1000の0.5mmと0.7mmを長年愛用しているが、それより値段も半分くらいで軽くて書き味もいい。

赤のボールペンなんかは書いた後消せないが、イレイサーで普通の鉛筆のように消えてくれる。消したい所だけ消し易いように、FABER-CASTELのノック式イレイサーを使っている。クリップが付いていているのでペンと一緒に譜面にはさんでおけるのし、STEADTLERのマルスプラスチックに比べてシックなデザインも良く気に入っている。

何回聴いても譜面と結びつかなくて前に進めなくなったら、GuitarPro5で音符を入力して確認をしたりもする。打ち込んで聴いてみて納得したら、その部分をゆっくりとしたテンポでループ再生させてフレーズ練習したりして使っている。

インプット作業でこういったアプリケーションがあるのと、ないのとでは随分理解の進み方が違ったりすると思う。さっと立ち上げてTAB譜そのまま入力出来るといったように、とてもギタリストに使い易い支援ソフトだ。すっかり使用頻度が減ってしまったLogicはこの「気軽さ」がない。だからLogicは最近影がまたまた薄くなった気がする。