多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

ユリカモメがよってくる

ユリカモメがよってくる

 

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群れをなしてたたずむユリカモメ

冬鳥のユリカモメが沢山飛来しています。数十匹の群れが川の中州など、あちらこちらに点在しています。この河口付近だけでも何百、何千羽いることでしょう。

 

よく見ると真っ白。驚きの白さです。目の周りにアイリングもあり可愛らしい顔をしている。水かきのついた赤い小さな足は何だかおもちゃみたい。

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よくみるとかわいいユリカモメ

雑食性で何でも食べるようでヒトが撒き餌をすると一斉に集まってきます。ですから、立ち止まってカメラを取り出してユリカモメを撮影しようとすると、餌をもらえると思ったのでしょうか、何羽かのユリカモメが集まってきます。

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なにかもらえると思い近くまで集まってくる(画面奥の点はミサゴの影)

人に慣れているというか警戒心が低いというか、手を伸ばせば届く距離まで近づいてきて「なんかちょうだい。」みたいな顔されます。私は野生の動物に餌を与えるのはどうか、と思っているほうなので何も差し出しません。すると少しがっかりしたように飛び立ちます。

 

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実はすごい至近距離

市内の公園の池でも今の季節ですとヒドリガモなどのカモの仲間がたくさん水面に浮かんでいます。それを立ち止まって眺めていると餌がもらえると思って泳いで沢山集まってきます。よくパンの耳なんか撒いている人を見かけますから、それを覚えているのでしょう。これが、給餌行為のない(ひとけのない)河口付近の河川や海にいる同じ種類のカモ達は、人が近づくと必ず逃げていきます。

 

大阪市ではハト、カラス、そのほかの動物へエサをあげた後に清掃を義務付化する条例が、昨年12月から施行されました。違反した場合、最大5万円以下の過料徴収がおこなわれるようです。残った餌が腐敗や集まった動物の糞尿による異臭や健康被害、生活環境の汚染が起こり公衆衛生が脅かされることを懸念しているということで、動物愛護を否定するものではないというのが市の見解。

 

実際に私自身や家族になにか嫌な思いがあったわけでもないですから、ことさらにとやかく物申すということはありませんが、マナーやモラルが問われること自体がヒステリックに取り上げられることのほうが、今の世の中らしいのかなと感じます。

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まるで別の鳥になるユリカモメ

話は戻ってこのユリカモメ、春辺りから顔が真っ黒になるのです。顔の色だけ白から真逆の黒になるなんて面白いですね。