多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

地球の周速度ってどのぐらいなのだろうか。

知っていることといえば、光の速度は秒速30万キロメートルということ。あと、光は1秒間に地球を7周半回ると表現されること。日本は北緯35度ぐらいに位置するということ。

ということは、光速度秒速30万キロメートル÷地球を7.5回転=地球の周長は4万キロメートルだということになる。

その周長を1日かけて1回転するのだから、4万キロメートル÷24時間=時速1667キロメートル。とはいえ、これは赤道での速度ということになるので北緯35度ぐらいなのでcos35°(0.82)を掛けてようやく今自分のいる日本での速度が出たことになるはずである。時速1365キロメートル。おお、酔いが覚める。スイッチ入ってきた。

音速が時速1200キロメートルだからこれは相当速い速度で回転していることになる。音速が周速度を越えられないw。(爆笑、しっかりしろよ音速)。1000mかけて3600秒で割って換算すると、秒速379メートル。多分あっていると思う。殆ど意識せずこんな速度で我々は宇宙空間を移動している。

設計の仕事をしていてこういうのは比較的得意である。数字を暗記するのではなく、その場でつくる。と、現在政府の東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会委員長で失敗学で有名な畑村洋太郎さんの著書にそう書かれていてたのを記憶していて実践している。ドンガラ率とか面白かったし、実際の設計シリーズは未だに仕事に欠かせない。何度も何度も読み返している。

あまり意識せず日々日常を送っているが、この数字を仕事で疲れ果てて、妙なテンションで関数電卓で叩いて驚いた。よくも遠心力で吹き飛ばされないものだと慣性の法則に感謝している。我々は感覚的に止まって佇んでいるようで、巨大な位置エネルギーを有することになる。そのエネルギーの総量を算出すると・・・もういいわ。

ちなみに地球の周長4万キロメートルを円周率で割ると地球の直径が算出される。なんと12732キロメートルの巨大な鉄の塊であること。地球誕生から46億年経った未だに、内部は出来立てのホヤホヤのままの高温の溶融金属が対流しているということ。それによって磁場が生まれ、有害な宇宙線からこの地球は守られているということ。そんな磁場が今年はおかしくなっている事実。

それでも地球の表面の薄皮部分に大自然やら人間の営みが送られているということ。そりゃ大きな地震も起きるはずなのだから、もっともっと考えなくてはいけない。しかし、広大な宇宙に比べると余りにも微小な存在なのだから、考えれば考えるほど怖くなってくる。

そんなことより、今の案件を片付けたい。