多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

新しいiMac

出会いと別れの春。新しいiMacが届きました。
厳かに、しめやかに「開封の儀」を執り行います。

前日にアップルのサイトで注文し、翌日の今日の午前中には届きました。送料無料です。

ヤマト運輸のお兄さんから手渡された箱、軽い。運送用のダンボール箱の中からきれいなパッケージがでできました。上部に手さげ用の持ち手が付いていて軽々片手で持ち上げられるほど軽い。

いつもアップルの製品を買い開封する時に思うのですが、梱包というかパッケージに対して手を抜かず綺麗で丁寧に施されています。新しいデバイスとの初対面を演出し、これからの期待感を感じさせてくれる。

フタを開けるたびにいろんなアイデアや驚きににいちいち関心させられてしまう良質な料理を、舌鼓しながらじっくり味わいながら美味しく頂いているような、そんな体験をするのが「開封の儀」であります。

そしてゴミとなり捨てるものが他社に比べ少ない。開封の際の工夫やいろんな配慮が行き届いている。そう感じてしまうのは私が根っからのアップル信者だからかもしれませんが。

キーボードなどが入った小箱。折り詰めのようです。いつもそうですが、もう完璧です。

キーボードを包むフィルム。これを生産工場でひとつひとつやっていると思うと・・・。

キーボードの下には付属品がお行儀よく入っています。ディスプレイを拭くクロスやアップルのロゴマークのシールはオマケです。黒いクロスにもアップルのロゴマークが入っています。こだわりますね。

普段は見えないデバイスの裏側も決して手を抜きません。ちゃんとアップルの製品であることを主張しています。マウスも操作面以外は薄肉のアルミニウムで美しい曲面をもってデザインされています。素材に拘っている、形状も素晴らしい。摩耗対策と潤滑を考え樹脂で浮かせてあります。

今まで使っていたlate2009モデルと外観を比較すると、圧倒的にディスプレイが、いや本体が薄くなっています。一段と本体を感じさせない、ほとんどディスプレイです。

それでも、基本的なデザインは変わらない。いえ、もう変えるところが、変える必要すらないという強いコンセプトとも捉えられる、美しいアルミニウムの筐体。かっこいいです。(ホント自分がMac馬鹿だと痛感し再認識してます。)

もう処理速度が遅く、今日の環境では耐えられなくなってしまった旧型iMac。8年間ありがとう。2003年から施行された「資源有効利用促進法」により、無料でアップルコンピュータに回収され、適切なリサイクルプログラムが行わます。

デザインというのは単に製品の意匠に留まりません。製品とそれを扱うユーザとの出会いから始まり、使うごとに馴染んで、やがて手放す時までもデザインされているのです。