多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

Mac OSX Leopard

ようやく、Mac OSX Leopard 10.5 にアップグレードした。

最新のOSに常にしておく事が果たして必要なのか?。と、いつも思っていた。だから、Panther(10.3)で随分頑張った。実際、何不自由なく事は進められるのでTiger(10.4)も全く入れるつもりはなかったので、当然見送った。昨年のLeopardが発表されても特に気にも掛けずにいた。

先日、Mac World Expo 2008が開催され、華々しく「Mac Book Air」が発表された。しばらく、Mac関係のサイトも見ないし久しぶりにアップルのサイトをみた。観てみると時代の流れを痛感した。「iPod touch」や、今回の「MacBook Air」。しっかりしたコンセプト、可能性、目新しさ。Macという名の一種の宗教的要素に引かれる僕を含めた人々は、こういった商品にはめっぽう弱い。そう、あの林檎マークがあるともう駄目(笑)。ブランドのロゴが入った洋服を身に着ける心理が痛い程わかる。その記号性の持つ魔力に引かれ、どんどんお布施をしてしまう。それを恰も理解した上で、ビジネスモデルを構築し商品展開しているのかもしれない。仮にそうだとしたら、まんまとジョブズの術中にハマってしまっているのだ。

こんな記事を見つけた。
MacWorld Expo 2008の真打ちはApple TVだった」
http://japan.cnet.com/blog/kenn/2008/01/17/entry_25004207/
「Time Capsule」や「Mac TV」は、その使い道を考えるとワクワクする。

まだ主流がOS9で、OSXがプリインストールされていた時期があった。お世辞にも良く出来たOSとは今では言えないが、恐る恐る初めて立ち上げた時の感動は忘れられない。GUIの美しさに翻弄され、まだまだ対応アプリケーションが少なかったにも関わらず、楽しくMac生活をエンジョイしていた。時々、このメーカーは時代を先走りし過ぎるのかも知れない、と思うのは僕だけではないだろう。

まず、先進的な技術を提示される。そしてユーザが段々慣れて合わせていこうとする。アップルの生み出して来たものは、そんな商品が多い気がする。ニーズに答えるのではなく、新たな時代を切り開こうとしているのだ。まず、すごいものをドンと出して、それに付随するサービスを展開していく。使っている側は「そうなるためか!」と感心する。そして次期展開を期待する。持っている技術を小出ししている日本のメーカーとは一線を描くものがあるようだ。

「Time Capsule」はその最たるもので、無線ネットワークの可能性を提示している。きっと、HDDレスのタッチパネル式ディスプレイ搭載の、本気のモバイル・マッキントッシュ・コンピューターが出てくるであろう。iPhoneはその序章に過ぎないのかも知れない。スティーブ・ジョブズの夢は何処まで広がっているのだろう。あと、5年もすれば確実に見えてくるだろう。数十年後には攻殻機動隊のような電脳技術も夢ではないのかも知れない。

マシンスペックが低い性もあったのか、アップグレードに2時間近くの時間を要した。期待をしながら起動する。・・・何が変わったのか一見解りにくいが、細かいところが色々変わっている様子だ。少し動作がもっさりしているのは、このPowerBookが遅いからか?。あと、何故だかPhotoShopがエラーが出て立ち上がらない。iPhotoの動作も明らかにおかしい。

まあ、じっくり行きますか。




#今日、飛行船の「ツェッペリンNT」が飛んでいた。合計3回も観た。
世界に3台しかない最大の飛行船だそうだ。
意外と早く飛ぶので驚いた。
もっとのんびり飛ぶものだと勝手に思っていた。