多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

Leopardを使って(1)

いつものフォトレタッチをしようとPhotoShopを立ち上げようとしても、「予期しない回復不能な問題が発生しました^0。PhhotoShopを終了します。」というエラーメッセージが出て来て起動しない。何故か?。

早速調べてみた。

どうやら、長年使って来たこのアプリケーション(Adobe PhotoShop Elements 2.0)は、このMac OSX Leopardでは対応外のようだ。2002年に購入して以来、僕の中では非常に使用頻度の高いアプリケーションだけに残念だ。デジタルカメラのレベル補正やトリミングといったレタッチは、すべてこれ一本で作業して来た。ちょっとしたロゴデザインや年賀状だってこれで作っていただけに、決行痛手は大きい。ただOSが新しくなるというだけで、簡単に切り捨ててしまう物なのだろうか。Abobe社とApple社はよきビジネスパートナーのイメージがあるのに関わらず、これはどういう事か。

以前Mac OS9からOSXに移行した時点でも、今回の様な既存のアプリケーションが使えない、という事は実際にあった。それはOSXが今までのOSとは全く異なる設計で作られた別物だったので、それは仕方がなかった。アップルもそれをもちろん想定して、OS9を起動する「Classic」なる物を用意していた。(ちなみに、もうLeopardではこのClassicも廃止されているようだ。)今回は単にOSのバージョンアップに過ぎないが、32bitから64bitに上がったからなのだろうか?。(と、いいつつ、bitアップがどういう事なのか理解は出来ない。)

いや、しかしこれはOS側の問題とは明らかに違う気がする。要するにAdobe社が「古いアプリケーションは知りません、新しいのを買って下さい。」と、言う事に思えてくる。こんな事でいいのか?。古い物はそれはそれで、「最新機能が使えない」だけのもであって、それ以上を必要とする人の為だけにこそ、アップグレードを進めるべきなのが本来あるべき姿ではなかろうか。OSのバージョンアップに伴い使えなくなったのは、悪気はないにせよソフトメーカーに問題(対応するか、しないか)であって、仕方なく新しい物を買わなければいけないように仕向けている用に思われる誤解が生じたとしても、もはや仕方がないのではあるまいか。それを流れと捉えるか努力が足りない(怠慢とまでは言わないが)と捉えるか、微妙である。

仕事ではWindowsを長い間使っているが、このような問題に出くわした事が一度もない。・・・いや、そうでもないか
MS-DOS ver.3からver.6の時代のCADや表計算ワードプロセッサは、Windows3.1やWindows95の出現で全く使えなくなったか。・・・いやいや、それはMacPPCとCarbonの時代の事と同じなので同列では比較出来ない。

だからといって、いきなりプロが使っている本格的なPhotoShop CS2やCS3は数十万円する物は、僕みたいなライトユーザはためらってしまう。今回のLeopardでこのような落とし穴を知らなかった人は多いと思うし、仕方なくアップグレードする事でしか今まで築き上げたファイルを無駄にしない最善の方法のようだ。

何かがバージョンアップやアップグレードする度に何らかの不具合が発生するのは、どうも煩わしい。ネットでWindowsXPからVistaに乗り換える際も色々あるようだ。先進の技術もよかろう。しかし、ユーザーが今までの資産をそのまま使えて、尚かつ新しい技術やその先にある未来に何のフォローもなく移行していけるはずべきでないと、それは単なる技術不足分を金で払わせる行為ではあるまいか。

あれこれと苦言を呈して来たが、まだまだLeopardにアップグレードしていない方も多かろう。そこで、いい事も悪い事も、ごくごく一般的なユーザーの視点で書いていこうと思う。

#たまたま、今日は怒っているだけだ