多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

とうとう無線LAN

いつかは、そのうち無線LANにしようと思っていたが、昨日買った最新版のMac OSXで火がついて無線LANルータを買ってしまった。

というのも、今まで自分の部屋として使っていた場所がすっかり子供部屋になってしまった。そこに僕の机はかろうじてあるのだが、なんだか手狭で落ち着かないのでダイニングテーブルにPowerBookを移動した。ここが比較的モデムに近いし、家族もほとんど使っていない場所なので緊急避難先としてやって来た。しかし、僕の背中あたりに食器棚があるので、家内がどうもやりにくそうで居心地が悪い。都会のマンション暮らしの身、狭いのは仕方がないのは解っているがどうしたものか。

そうか・・・そうそう、先月に今までより少し大きめのリビングテーブルを兼ねたコタツを買った訳だし、16年使い続けたテレビも薄型に買い替えたので、ブラウン管テレビ用のチェストも広々している。そうか、コタツMacいじって、使わないときはそこに置けばいいんだ。ようやく移住先を見つけた家庭内ジプシーは、そこで腰を下ろす事にした。受け入れ先である安住の地が見つかったので、そこまでLANケーブルを引っ張ってくる事にした。手持ちで長いケーブルがなかったので、買う事にする。あと、ケーブルが邪魔にならないようにレールのようなもの(モールと言うらしい)も必要なので、コンベックスで室内を計り、メモして買い物に出かけた。

コーナンで、そのモールを必要な分買った。今度はコジマで長いLANケーブルを買う事にした。計算するとトータル4000円超える。まあ、それぐらいはいいとしようと思っていたが、見てはいけないものが目に入った。

無線LANルータが6800円。・・・え?・・・ちょっと待てよ・・・。あと、たった3000円ぐらい出せば、有線が無線になるんだ。煩わしいケーブルに束縛される事なく、この悲しきオヤジ難民は執拗に追い回される事なく済むのだ。そのうち買うならばMac信者としては迷う事なく「AirMac Express」を買うものだと疑わなかったが、この値段は魅力的だ。20分ぐらいルータの箱を眺め(大した事は書いていないのだが)悩みに悩んだ挙げ句、思い切って買ってしまった。

となると、コーナンでさっき買ったばかりのモールを返品すべく、寒い雨の中を元の道を引き返し、サービスカウンターでドキドキしながら妙に申し訳なさそうに深々と頭を下げて返品してもらった。こちらの不安めいた説明も、どうやらこれぐらいの事は慣れている様子で事務的に対応してくれた。あまり、返品ってした事がなくて、いい年こいて少し緊張して声がうわずったり。(笑)

ようやく家に帰って、子供の「初めてのお使い」みたいに家内に説明して、セッティング作業を終え、ぬくぬくコタツでネットダイブ。こんな便利な物を「そのうち」なんてよく言ってたものだ。しかし、それと引き換えにモデム周りが今まで以上にごちゃごちゃしてくる。中途半端な大きさの機器が並び、申し合わせたように皆ひとつづつ電源のACアダプターがある。・・・次はここを何とかしなくては。

何かに手を付け出すと、また次を考えなくてはいけない。何もしなければ気にせずに済んだものを。