多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

耳コピで苦戦を強いられる

外は晴れていい天気だったが、今日1日ギターと向き合った。練習中のビセンテのタランタ「Callejon de la Luna」を進めていて、どうもしっくりこない所を徹底的に検証してみた。

Guitar Pro 5を購入してこの曲の楽譜を手に入れ、少しづつ練習している。技術の未熟さは仕方ないとして、耳で聴いたフレーズと楽譜の音符が一つにならない。じっくりCDを聴くと、どうやら楽譜が間違っているようだ。それも、あちこちで怪しい所が出てくる。結構いい加減なのかもしれないと疑って掛かり、Quick Timeで倍速再生して耳コピし、動画をネットで探して観ると案外すんなり弾けるフレーズだったりする。何だこりゃ?。

気になりだすともう我慢出来ない。耳コピを繰り返し、今練習中の所まで Guitar Pro でつくり直した。十数秒のフレーズに結局4時間かけた。掛かり過ぎだがフレーズが速すぎてついていけない。それを自分の弾きやすいポジションで探したりしていると、あっという間に時間が過ぎる。

なんとか納得し、これで停滞気味だったものが少し前に進みそうだ。しかし、果たして生きている間に弾ける様になるのだろうか?。たとえ採譜出来ても弾きこなせない。というか、音が全然違う気がする。恐らくタッチがまだまだ弱いのだろう。10年では到底無理な気がして来た。まだまだ手をつけていない課題が山積みで、どれから掛かればいいのか途方に暮れる。手っ取り早く楽しめるものは沢山あるのに、よりによって厄介なものに興味を持ってしまったようだ。

通勤中iPodで聴くパコ、ビセンテ、トマティート。まだまだ、遠い存在のようだ。でも、日々「考え」、「聴き」、「弾き」思いを馳せることによって、奥深く気高い厳粛な音楽に今まさに触れている事に気づく。

今週はプルガールとアポヤンド(ピカード含む)の基本をふまえて今日探し出したフレーズ練習するつもりだ。


今日の一枚は桜島のフェリー乗り場から望む弁天町界隈。昨日もいい天気でUSJハロウィーンパレードを観に行った。