多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

伸び悩みの停滞期

ピックを捨て右指のトレーニングに励んだこの5ヶ月。日々のトレーニングの甲斐があって動かなかった筋肉が指が少しづつ動きだし、一喜一憂していたが、このところ何だかもどかしい。マンネリ化もあって、もっと上を目指そうとするが、なかなか指がついてこない。多くの人がここで諦めたり、モチベーションが下がって楽器から少しづつ離れていく。ダイエットで一気に体重が落ちるものの、数ヶ月間変動しないのと似ている気がする。(ダイエットした事ないので、聞いた話)。

そういった事態を実感として直面すると頭を抱えてしまうが、そこを踏ん張って継続させる事が肝要なのだ。もう、何十年もギターを弾いているのでこういう時期を何度も経験しているので充分理解しているつもりだ。

こんな時だから、ちょっと気分転換。ひたすらマッチョなフィジカル・トレーニングをする事にした。ch・a・m・i(↓)・i(↑) の5連ラスゲアードの高速化と、最近やり始めた p(↑)・ima・p(↓) の右手全体のラスゲアードの低速テンポの練習にしぼって集中的に取り組む事にした。筋肉が張って来たら、右腕のマッサージで手を休める。そして、少しづつメトロノームのテンポを一目盛りだけ上げて繰り返す。最初はゆっくりを焦らず、とにかく続ける。無駄な動きがなくなって、きれいな大きな音で鳴るまでゆっくりゆっくりジャカジャカと。額に汗し筋肉モリモリの右手を作ってやる、ぐらいの意気込みで。

30分ぐらいでぐったり疲れて、何故か頭がすっきりする。深追いはしない。無理をすると怪我の元である。

行詰まったら焦らず飽きずに別の角度から多面的に。