多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

夜間撮影でカゼひいた

どうも最近、写真にハマっている。
デジカメとは違う、現像までのワクワクがたまらない。

昨日も仕事が終わってから帰り道、夜間撮影のため街を徘徊していた。朝から用意して持って来たHOLGAと三脚とシャッターレリーズと数本のブローニーフィルム。撮影のポイントはあらかじめ下調べしておく。何回もその場所に訪れて、カメラ付き携帯電話で夜景モードでシャッターを切り、構図を確認する。といっても何の勉強もしていないアマテュアなので、ほとんど意味がないのかも知れない。しかし、あまり行き当たりばったりの撮影はしない。何回見ても飽きないお気に入りの夜の風景を写真という形で、時間と光を切り取るのが大好きである。とにかく時間をかけて構図を決める。手当たり次第撮ったりは決してしない。

三脚を立ててファインダーを覗いていると、通行人の視線を感じる。結構、勇気と度胸がないと写真は撮れない。別にこそこそ盗撮している訳でもないし、カメラお宅に見えようがかまわない。とにかく、「今いい所なんだから、僕の邪魔はするな!」的雰囲気を、それなりに出すぐらいの趣で挑む。その内、夕焼けまでの待ち時間、いっそカホンでも叩くか(笑)。

春先とは思えない寒空の下、2時間近くかけて撮影は終わった。ただただ、うろうろしているだけで時間が無駄に過ぎてしまったようだ。結局フィルム4枚しか撮らなかった。正直、寒かった。

今日、朝目覚めて気付いた。カゼをひいてしまったようだ。鼻が詰まって、喉がやられた。折角の休みなのに。

夜間撮影って一種の大人の夜遊びなのかな。カゼが治ったら、また夜間撮影男に復帰するつもりだ。しばらく、この熱は下がらないだろう。