多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

もの作りに対する考え。

「機械設計エンジニアリングの基礎知識」と題したサイトを見つけた。

「Design & Drafting」というサイトで設計の基礎的な事が書いてある。まあ、そんなにこの手のサイトは珍しくないがコラムでいいことが書かれていた。



・設計と製図の分業は正しい?
話は変わりますが、最近読んだ本に書いてあった設計と製図についてですが、工業大国の中で特にトップクラスのドイツと日本は昔から設計者が、まず機械の構想を練り、設計し、製図まで行っている(最近の日本はCADオペなどという職業がありますが・・・)とのことです。

これは物作りにおいて理想的なことで、設計者が図を描きながら創造力を働かせると、その過程で機能やコスト、安全性、操作性、加工・組立ての方法など、最良となるようなアイデアが次々と沸いてきて、良い品物が出来上がるとのことです。
確かに図を描いていると、今まで見えなかった問題や、もっと良い形状などが突然頭に浮かんでくることがあります。だから私もモデリングや製図は設計にとって非常に重要なことだと思います。


・理想の会社とは?
最近では、パソコンが普及してCADによる製図、CAEによる設計・解析が容易に利用できるようになったはずなのに、製品の品質面において、車にしろ何にしろ製造業で信頼を失うことがあたりまえのように起きています。設計の現場で一体何が起きているでしょう?

過去作り上げてきた"NADE IN JAPAN"という信頼あるブランドがメーカーの売上を支えている中で、真面目に物作りが行われていないのではないか?このままでは日本の製造業は、中国、韓国に抜かれるのでは?と心配になります。

大企業はリストラの嵐で、年配者は自分の保身のことで頭が一杯となり、部下の正論よりも上司の顔色を大切にし、上層部は物作りより面子を大切に考えていて、若い設計者はそのような企業体質に疑問を持ちながらも、適当に仕事をこなしていれば、そこそこの給料を手にして、なんとなく仕事をしている。これは、良くない職場をかなりリアルに表現しているのではないでしょうか?

よく聞く話ですが、古きよき時代の日本(貧しい日本)では、戦後復興に皆が一丸となっていて物作りの現場では、その道の達人がいて若い設計者はその技術をはたで見て盗むといったハングリー精神があり、だれが見ても人間的・技術的に実力のある人が上に立ち、部下を育て正当(ズルイ人間の巧みなウソや噂に左右されない)に評価する。私はこのような健全な実力社会があって、今日の日本があるように思います。



相当設計開発者として素晴らしい方なのではと察する。リンクフリーと言う事なので勝手に転載させて頂いた。

自分は結構考えてやってるつもりだが、まだまだ考えが甘いのかもしれない。


今日は家に帰ると友人(♀30・きれい、料理上手)が遊びにきていた。いつもいつもおいしい料理作ってくれてありがたい。気心知れた人と同じものを食べながら、他愛もない話をし、そしてお酒を飲む。

こういう時間って結構ほっとしていいものだ。