藤の花
ウメから始まる花の開花のリレー。今年はいつもより時期が早まっている。そうニュースや新聞でよくいわれています。
ソメイヨシノが例年よりも8日早い開花発表があり、観測史上最も早い開花だったそうです。
それで桜に関するイベントも軒並み前倒しで行われたり、スケジュールの変更ができないような場合は、もうすっかり散って決まった桜のもとで行われる町内会やグループでのお花見をよくみました。アレはちょっと残念な感じで。
ゴールデンウィークに見頃を迎えるはずのツツジも満開時期をもう迎えてしまい、観光地の主催者側としてはゴールデンウィークのかき入れ時に見物に訪れる客足が減るのが心配されるようです。平年より2週間も早いということで少し異常な早さのようです。
例にもれず藤の花の見頃も例年よりも10日早いということで、気になったので調べてみると見頃は今日となっている。では見に行くかと思い立ち藤井寺市の紫雲山葛井寺に藤の花を見に行くことにしました。
天気もよく最高のサイクリング日和。大和川沿いの道は人気がないので最高でした。河川敷のいたるところには黄色い菜の花(カラシナ)の海が広がり、ムッとする特有の香りがして、所々に濃いピンクの花のナヨクサフジが差し色になっています。繁茂する雑草たちもツツジや藤と同様にこの陽気で元気モリモリで圧倒されます。
藤棚からシャワーのように降り注ぐ薄紫色の藤の花。その幻想的で美しい花はその佇まいと淡い色合いがとてもあでやかで日本的だと思います。
花札では四月の札としてはホトトギスと一緒に描かれています。また、一般的にフジと呼ばれるノダフジやヤマフジは日本の固有種で樹齢が1000年を超えるものもあるそうです。白い花も美しい。
あまり実感はないですが、私の名字にも「藤」が入っています。花の名前が名前に入っているというのはよく考えるとなかなかいいものだなあと感じました。