多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

ツクタカチキトト

早いもので、新年が明けてもう今日で十日目に突入した事になる。実感としてでは無く、時間の流れとして正確に十日だ。十日前は年越しそば食べて、コタツに入って紅白観ていたが。

仕事が始まり、長期休暇明け特有の怠さを孕んだ重い三日間が過ぎ、ようやくお正月モードも抜けつつある。子供達も寝ぼけた新学期が始まり、家内も正月休みに増えた体重を気にして、テニスとダンススクールで、皆さんお疲れのご様子。

そんな訳で、今日も皆速く床に付く。

僕はというと、皆が寝静まって何だか手持ち沙汰なので、楽器を触る。というか今日は弾きまくる。久々に触るギターは心地よく、特に時間的なブランクもあまり感じないぐらい自分の世界にどっぷり浸る。もちろんアルコールも入っているので音量も上がってくるが、そこはなんとか紳士的一人遊びモラルで押さえる。エアギターに微かな生音が聞こえる程度に、(頭の中は大音量だが)ひっそりリビングてノリノリである

最初はしっとり「亡き王女のためのパバーヌ」を心地よく弾いていたが、段々アップテンポして来てラテンリズムのフレーズを即興で弾いていると、スイッチがパチンと音を立てて入り、下手なラスゲアードを連発。忘れ去られたようなライティングデスクの椅子代わりのカホンを叩きだす。典型的なキューバ風のクラーベで「ツクタカチキトト、ンツトトンツトツ、ツクタカチキトト、ンツトトンツトツ」とやれやれおっぱじめる。

もう寝ようかと思いつつ、楽しいもんでブログに綴る。で、わざわざ、デジカメで写真も撮る。夜の室内なのでホワイトバランスやISOの設定も習慣的に気を使うがアングルはダメダメ。

一人遊びは楽しい。(来月で40歳になるようだが)