多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

一本オバケの誘惑

卒煙してやっと一週間になる。

20年吸い続けていた間、何故か一度もタバコを止めようとは思わなかった。
別に人に迷惑をかけているつもりも無かったし、ちゃんとマナーはわきまえている訳だし。

ただ一ついつも感じていたのは、喫煙場所を探すのに苦労する事だ。そして場所が見当たらないと、仕方なく諦めはするものの「ニコチン切れ」状態でイライラと落ち着かない。そう、吸えない状態になるのが辛いのだ。今から考えると何だか馬鹿げた話だ。

先日もUSJに家族で遊びに行って、長いアトラクションの待ち時間の間、何回も列を離れて遠い喫煙場所に通っていて、とうとう嫌気がさして来たのだ。「吸えないのを我慢しなければいけないのが苦痛なら、いっそ止めてしまえ。」という結論に達したのだ。


ステータス: 曹長
卒煙日: 2007年 1月 31日
卒煙からの日数: 0年 0ヶ月 6日 23時間 29分
延びた寿命: 1日と1時間35分
節約できた金額: 4187円(節税分 2639円)
節煙本数: 279本 27.91m 野球の塁間距離
(卒煙式ミニ)

一週間経って、常に吸いたいという離脱症状は薄らいできたが、仕事で疲れてくると「一本オバケ」が必ず出てくる。食後やコーヒー、お酒等の時はほとんど欲しくなくなって来た。

ちなみに、まだ愛用していたガスライターとお気に入りの灰皿は終わずに出してある。昨日禁煙パイポに反射的にライターで火を付けそうになった。危ないところだ。というか何をしているのやら。

でもこの寂しさはずっと消えない気がする。