多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

クラスター爆弾とか地雷とかひどいな。

不発弾10万発、停戦後も被害…レバノン復興に障害

レバノン南部で、イスラエル軍イスラムシーア派組織ヒズボラとの戦闘末期に使用したクラスター(集束)爆弾の不発弾の除去作業が始まっている。

 「子爆弾」と呼ばれる爆弾の不発弾の数は10万発に上るともいわれる。8月14日の停戦発効後、12人が死亡、50人以上が負傷するなど、深刻な被害が出ており、復興の大きな障害となっている。

 「これは動かせない。ここで爆破するしかない」

 ベイルート南方約70キロ。イスラエル国境に近い山あいの村スアネ。民家の庭先に、長さ約5センチ、直径3センチの黒い円筒形の爆弾が落ちていた。地雷や不発弾処理専門の英民間活動団体「MAG」のフランク・マシェ氏は、「米国製のM77だ。だれかがいじったので不安定になっている」と説明する。

 民家や周辺のオリーブ畑には同じような円筒がいくつも落ちている。近くに住む会社員アベド・フトゥミさん(35)は「知人が不発弾で負傷したばかりだ。子どもたちを外に出すこともできない」と憤る。

 マシェ氏らは一日がかりで50発以上の不発弾を回収し、村から離れた空き地に掘った穴にまとめ、遠隔操作で爆破。火柱と黒煙が立ち上ると同時にごう音が鳴り響き、爆弾の威力を示していた。マシェ氏は「とりあえず、人家の近辺だけは安全になったと思う。だが、農地などに100発以上残っている」と語る。

 レバノン南部を担当する国連地雷対策調整センターによると、自宅に戻った住民が自分で不発弾を除去しようとして死傷するケースが頻発している。レバノン国軍のほか、MAGや民間会社など3組織が不発弾処理を進めているが、被弾地域は9月1日現在で424か所に上る。不発弾が残る場所を探し当てるのは容易ではない。

 同センターのダリア・ファラン報道官は、「人手も資金も足りず、家やその周辺を除去するだけの緊急措置しかできない状態。完全に除去するには1年以上かかる」とため息をついた。
(2006年9月5日13時5分 読売新聞)



しかしひどいな。
今朝のテレビニュースでは、この一年間、地雷による死亡者は約7000人だとか。現在も土の中に眠る対人地雷は、推定1億6000個。その被害の約6割が子供たちだ。

戦争が終わっても、
子供達が外で遊べないなんて・・・。