天気がよかったので公園の芝生の上でのんびり。
娘達がシロツメクサの花を摘んでいると、やさしいおじさん風の方がやって来て、少し大きめの白いレジ袋からおもむろに何やら取り出して見せていた。僕からは遠目だったので、それが何なのか解らなかった。そのおじさんが去ってから見に行った。何だ松ぼっくりか。しかし、大きい。しかも葉っぱがご丁寧に刺してある(笑)。おじさんが作ったのかな。
娘に事情をきくと、「松ぼっくり知ってる?」とかいってひとつづつ置いて行ったそうだ。特に怪しげな様子もなかったので、心温まる地域住民との交流と捉えるべきなのか?。複雑な心境である。
振り返ると、そのおじさんは他の子供達にも不公平なく松ぼっくりを渡して廻っている。もれなくプレゼント実施中か。どれもやっぱりてっぺんに葉っぱが刺してあり、もらった子供の顔持ちは微妙。
むしろ驚かされたのが、二人組の男の子がふらっとやって来てその松ぼっくりを何も言わずに持って行ってしまった事だった。慣れた身のこなしで確信犯的鮮やかさにあっけにとられてしまう程だった。僕たち3人はお互いの顔を見ながら
「今、持って行ったよね?」
「持って行った、持って行った。」
「あはは。もっていったねぇ。」
「いいの?。」
「いいよ。知らないおじさんから貰った物だし。」
ウロコ雲が奇麗な日だった。
写真は持って行かれる前に運良く撮影した物である。