多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

ダリ展

本当は子供を連れてUSJにピーターパンのアトラクションを観に行く予定だったのだが、僕たちが持っているパスでは今日は入場出来ないようだ。仕方がないので(?)一人でサントリーミュージアムで行われている「ダリ展」を観に行った。まあ、こういう美術館は子供は退屈だし、一人だと自分のペースで見て廻れるので気楽でいい。土曜日の午後に一人で美術館。それも大好きなサルバドール・ダリ

東京上野と近鉄あべので2回観た。今回で3回目だ。もちろん観た事ない作品が面白い。

何故かはわからないけれど、僕は天才肌の人には非常に弱い。そう、どうしようもなく惹かれるのだ。白昼夢のような風景が何処までも広がって行く。それにも関わらず、写実的に書き込まれたディテール。何かしらの予感を孕み、様々なモチーフが現れては消えて行く。

ダブルイメージはあくまでも実験だろう。それに興味を引かれる人がいったって別にかまわない。故郷フィゲラスやポルト・リガードの岩場の黄色。ゆっくりと時間をかけて流れる白い雲。透き通るようなグラデーションの青い空。それらの持つ存在感。愛するガラ。

たっぷり時間をかけて楽しんで来た。

ちなみに、彼のオブジェ作品や写真はどうでも良かった。個人的な意見だが。