多弦楽器の暴奏

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

心よりいず、願わくば再び心に至らんことを

後味の悪い散歩

そんなに寒くもなかったので、子供たちを連れて散歩に出かけた。
天下茶屋界隈をぶらぶらして子供の写真撮ったり、お菓子食べたりして、結構楽しい散歩だった。

途中、かなりやばそうなおじさんが、わめき散らしたりしていたが、子供たちはあまり気にならないようだった。でも、「どうして、道にお布団いっぱい敷いてあるの?」と不思議そうに見ていた。

どうやら、タクシーと信号無視をして道を横断しようとした人がひかれたらしく、沢山のパトカーや警官でごった返していた。あまり、いい雰囲気ではなかったので引き返そうと思ったが無理だったので、子供達にあまりそちらを見せないように歩いて通り過ぎた。

どうやら、遺体(怪我人?)は救急者で運ばれた後みたいで、最悪のものを見せずに済んだのだが、道に流れる血の海を警官が水で流してブラシでごしごししているのを、子供二人はしっかり見てしまったようだ。

上の子供は「なんか気持ち悪い。」とか「足の力がなんか抜けそう。」とか言っている。下の子供は急にしゃべらなくなるし。やっぱり、ああいう光景は子供にはショックな事だから、少し後悔している。

家に着く頃にはすっかり忘れてしまっているみたいなので、胸をなぜ降ろした。でも、結構覚えてるんだろうな。